- #EMと共に生きる人々
環境意識を育てるマレーシア
タナステラ社は6年前から自社が都市開発する商業施設、住宅、学校などの施設でEM(有用微生物群)の活用を始め、地域の人々にEMを使った生活を提案しています。またクルアンでは、2001年に開業したゼンシン有機農園が2年間の転換期を経て有機農業の資格を取得。現在はEMを活用した有機農園を運営しています。
※EM(通称:EM菌*)はEffective(有用な)Microorganisms(微生物たち)の英文の頭文字に由来しています。その名の通り、特殊なひとつの菌ではなく、乳酸菌や酵母、光合成細菌など、どこにでもいる微生物で、人間にとっていい働きをしてくれる微生物の集まりです。
住民の環境意識を育む取り組み
ジョホールバル タナステラ社
タナステラプロジェクトのゼネラルマネージャーのスティーブン・シャムさんは、ジョホール州政府高官からの紹介もあり、比嘉教授の「地球を救う大変革(英語版)」と出会いました。その哲学に共感し、建築、植栽管理、汚水処理、生ごみリサイクルなどにEMを活用したエコタウンの開発を進めています。
マレーシアでは全てのゴミは処理場に廃棄されます。そのため処分場地域では地下水汚染や悪臭、衛生の問題は年々深刻化しています。こうした中、市民の環境意識を高めるため、タナステラ社は毎年、世界環境Day に合わせて環境イベントを開催しています。2017年7月にもEMを主なテーマとした環境イベントが行われ、EMを主要テーマとするのは5年ぶりの2回目になります。資源循環やEM活用の取り組みをパネル紹介し、EM講習会なども行われました。
マレーシアでは、まだ環境意識のある市民がエコな生活をしたくても、社会システムが十分に追いついていないのが現状です。そこで、タナステラ社は情報の発信と併せて、実践できる場と機会を提供することでエコ運動が活性化するよう取り組んでいます。
タナステラプロジェクトのゼネラルマネージャーのスティーブン・シャムさんは、ジョホール州政府高官からの紹介もあり、比嘉教授の「地球を救う大変革(英語版)」と出会いました。その哲学に共感し、建築、植栽管理、汚水処理、生ごみリサイクルなどにEMを活用したエコタウンの開発を進めています。
マレーシアでは全てのゴミは処理場に廃棄されます。そのため処分場地域では地下水汚染や悪臭、衛生の問題は年々深刻化しています。こうした中、市民の環境意識を高めるため、タナステラ社は毎年、世界環境Day に合わせて環境イベントを開催しています。2017年7月にもEMを主なテーマとした環境イベントが行われ、EMを主要テーマとするのは5年ぶりの2回目になります。資源循環やEM活用の取り組みをパネル紹介し、EM講習会なども行われました。
マレーシアでは、まだ環境意識のある市民がエコな生活をしたくても、社会システムが十分に追いついていないのが現状です。そこで、タナステラ社は情報の発信と併せて、実践できる場と機会を提供することでエコ運動が活性化するよう取り組んでいます。
EMの良いところは、人と人を繋ぐこと、相手を思いやれるところ。スティーブンさんは、「EMのある生活は自然や相手を思いやる意識を育むのに大きな影響を与えてくれる」と考えています。当初は住民や関係者の反応はほとんどありませんでした。しかし、少しずつタナステラ社の取り組みと併せてEMについてのお問い合わせが増えてきています。
EM & ME(2017)環境展示会ではEM団子作りの競技会を開催しました。EM団子作りに参加した学校10校中3校では、コンポスト作りやプランター栽培など、EMを活用した展示物もあり、生ごみリサイクルも行われていました。
その中の1校では 名の保護者と地域が協力して、学校内で農園を運営し、生徒がEMで生ごみ堆肥作りや農業を実践できる環境を整備しています。農園で収穫された農産物は学校給食などに使われており、生徒も農園を楽しんでいます。
スティーブンさんはこの環境展示会を通じて、子どもたちに生き物への尊敬、共存共栄意識を高めてもらい、ライフスタイルを家庭から見直すことで、ゴミの減量や資源化の意識が育つことを期待しています。EMは一時的に使うものではなく、生活の一部として生涯を通して使うものだという意識を育み、それをマレーシアの環境文化にしていきたいと考えています。
EM & ME(2017)環境展示会ではEM団子作りの競技会を開催しました。EM団子作りに参加した学校10校中3校では、コンポスト作りやプランター栽培など、EMを活用した展示物もあり、生ごみリサイクルも行われていました。
その中の1校では 名の保護者と地域が協力して、学校内で農園を運営し、生徒がEMで生ごみ堆肥作りや農業を実践できる環境を整備しています。農園で収穫された農産物は学校給食などに使われており、生徒も農園を楽しんでいます。
スティーブンさんはこの環境展示会を通じて、子どもたちに生き物への尊敬、共存共栄意識を高めてもらい、ライフスタイルを家庭から見直すことで、ゴミの減量や資源化の意識が育つことを期待しています。EMは一時的に使うものではなく、生活の一部として生涯を通して使うものだという意識を育み、それをマレーシアの環境文化にしていきたいと考えています。
年間2万人以上が訪れる オーガニック・パーク
クルアン 有機農業法人ゼンシン
EMは地元の畜産農家から紹介され、その現場での効果に大変驚きました。2011年にタイのEMモデル農園でEMの技術的なトレーニングに参加し、翌年から自社農園でのEMの本格的な導入を始めました。
ゼンシン有機農園の敷地面積は40ヘクタール。園内にはレストラン、ショップ、研修施設、体験農場もあり、月に2000人、年間2万人以上が訪れる有機農業の発信基地になっています。研修施設では子どもたちや学生が、農業体験プログラムやEM研修を受けることができます。
自家製の発酵鶏糞堆肥「MIDORI」にはEMが活用されており、そのおかげで肥料の販売も60%伸びており、使用された農家からも高評価が得られています。野菜の農園のほか1600ヘクタールのパームヤシ農園があり、パームヤシでは大変珍しい有機栽培が行われています。
今後の目標は、EMを更に活用した持続可能な有機農業ビジネスモデルの構築です。
EMは地元の畜産農家から紹介され、その現場での効果に大変驚きました。2011年にタイのEMモデル農園でEMの技術的なトレーニングに参加し、翌年から自社農園でのEMの本格的な導入を始めました。
ゼンシン有機農園の敷地面積は40ヘクタール。園内にはレストラン、ショップ、研修施設、体験農場もあり、月に2000人、年間2万人以上が訪れる有機農業の発信基地になっています。研修施設では子どもたちや学生が、農業体験プログラムやEM研修を受けることができます。
自家製の発酵鶏糞堆肥「MIDORI」にはEMが活用されており、そのおかげで肥料の販売も60%伸びており、使用された農家からも高評価が得られています。野菜の農園のほか1600ヘクタールのパームヤシ農園があり、パームヤシでは大変珍しい有機栽培が行われています。
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