• #EMと共に生きる人々

地元の自然、仲間が集う場所を守りたい

福岡県福岡市の糸島半島二見ヶ浦。ここは海をこよなく愛するサーファー達が集う聖地の一つ。この地でまず知らない者はいないBeach Cafe SUNSETでは、人知れずEMが土地の景観を守っています。

Beach Cafe SUNSET 【福岡県福岡市】
Beach Cafe SUNSET。サーファー達にとって聖地と呼べるお店。明るく陽気な空間に引き込まれます!
福岡県福岡市の西部、糸島半島二見ヶ浦。ここの海岸には海をこよなく愛するサーファー達が集います。また、昔からこの糸島半島にはたくさんの工房があり、県内外からの観光客が後を絶ちません。海岸線を走る県道54号線は「サンセットロード」の愛称で親しまれていて、国定公園にも指定されています。

今回お伺いしたのは、県道54号線沿いにある飲食店「Beach Cafe SUNSET」。1990年にオープンしてからと言うもの、地元のサーファー達にとって行きつけとなる人気のお店でした。毎年来店者数も増え続け、併せて少しずつ店舗を拡張して行きました。今では系列店も増やして3店舗を経営するほど。また、来店者数の拡大理由は観光地やサーフィンだけではなく、その火付け役となったのは「サンセットライブ」でした。地元のアーティストを中心に始めたこのライブイベントは、来場者が200名から今では3~4万名に増え、出演者も国内各地の有名アーティストが出演を熱望するほどのイベントとなっています。1年を通してこれほどの人が訪れる「Beach Cafe SUNSET」では浄化槽の処理能力を超えたことによる悪臭の発生が問題となっています。地元の旬の食材を活かして身も心も喜ぶ「Food is 風土」をテーマに飲食を提供し、海岸を望めるその美しい自然の景観も最大の魅力ですが、発生する悪臭は全てを台無しにしてしまうほど。この問題解決に活躍を見せたのが“EM”でした。

「Beach Cafe SUNSET」オーナーの林憲治さんは、ご両親の地元でもある二見ヶ浦の海に魅せられ、自然と一体となるサーフィンの虜となりました。当時仙台にいた林さんは36年前にこの二見ヶ浦への移住を決意。移住から9年後に「Beach Cafe SUNSET」をオープンしてサーファー達とのコミュニティを広げると共に、地元の自然の魅力をたくさんの方へ伝えてきました。その常連にいた地元サーファーの森寿彦さんと出会った事でEMが環境に良い事などを知るきっかけとなりました。出会いから25年経つ今でも森さんとの交流はあり、すぐに「悪臭の対策には微生物が有効では?」との考えにいたって、悪臭対策を森さんへご相談。これがきっかけとなって5年前から浄化槽へのEM活性液の投入が始まりました。

 
Beach Cafe SUNSETのオーナーの林憲治さん(写真左)、森寿彦さん(写真右)。お二人の笑顔は、まるで二見ヶ浦を照らす太陽のよう。
来店が最も多い4~9月の間、毎週欠かさず20LものEM活性液を森さんが「Beach Cafe SUNSET」へ配達。スタッフが浄化槽へ投入して、空き容器を配達と同時に森さんが回収しています。この様にEM活用を継続した甲斐もあって、悪臭が店舗内に流れ込むようなこともなくなり、来店者はありのままの二見ヶ浦の自然を満喫できるようになりました。

しかし、店舗スタッフの入れ替わりが早いため、EMによる環境浄化はしっかりと結果を出しているものの、その魅力の引き継ぎが難しく、なかなか伝えきれていないことが課題になっています。

サーフィンは自然環境が絶対条件の上で成り立つスポーツであるため、本物と呼べるサーファー達の環境意識はかなり高く、その中でも地元・二見ヶ浦の自然を愛する林さんや森さんの想いは、とても強いものとなっています。

今後もEMの活用は続けていくことで、この想いが少しでもたくさんの人に伝わって、二見ヶ浦の美しさや素晴らしさ、楽しさを広げたい。そしてたくさんの仲間が集い繋がれるこの場所を守って行きたいと強い心の内をお話しくださいました。
  • サンセットロードで独立出店される方も多いのだそうです。新しい仲間が生まれてはばたいて行く場所となっています。
  • Beach Cafe SUNSETの目の前にはサーファー達で賑わう、広大な海が広がっています。良い波よ、来い!
取材日:2017年5月11日(W)

 
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