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EMとの出会いで変わったさくらんぼ栽培 ~安全でよりおいしい果物を~

ご夫婦二人で、さくらんぼをはじめとした果樹農家を営む高橋農園さん(山形県東根市)にお話を聞きました。

果樹の栽培が盛んでさくらんぼの生産量は日本一、さくらんぼ「佐藤錦」が生まれた市でもある山形県東根市に高橋農園はあります。

その果樹王国の東根市で30年来、安全でおいしい果物を食べていただくために、よい土を作ることを大切に、EMを活用し無化学肥料・低農薬栽培でさくらんぼ、桃、洋ナシ、りんごなどを栽培しています。

夫婦二人で農園を営んでいるので、皆さまに喜んでいただけるように心をこめて栽培しています。

EMを使い始めたきっかけ

EM との出会いは30年以上前、それ以前からもずっとさくらんぼなどの果樹を農薬や化学肥料を使って栽培していましたが、より良い作物を作りたいと化学的なものに頼らない農法を模索していた頃のことでした。

とある人が持ってきたさくらんぼに驚きました。それまでの農薬や化学肥料などを使った農法ではどんなに工夫してもできない姿も味も素晴らしいさくらんぼ。栽培法を訊いたところ、EMを使い栽培されたものでした。
 
そのとき初めてEMを知り、農薬や化学肥料を使わずこんなにおいしいものができるならこれほど良いことはないと思い、EM栽培をしている農家さんへ通って栽培法を学びました。
 

EMへの確信

EMを使い始めてよかったと実感した出来事があります。平成9年の6月に大雨でさくらんぼ畑に10日間ぐらい水が溜まってしまいました。よその畑のさくらんぼは腐ってカビが生えていましたが、心配して畑にさくらんぼを見に行ったら、真っ赤になって全然変わらず実が付いていたのでビックリしました。

おそるおそる口にさくらんぼを入れたところ味は全然変わっておりませんでした。EMを開発した比嘉先生がEMは池の水をきれいにする力を持っている、と講演で言っていた言葉を思い出しました。私の食に対する安全安心の考えはここで生まれたのです。 

EMに確信をもって果物や野菜を栽培するようになりました。おいしくても安全とは限らない食べ物が多い中、私達が皆様にできることは安心しておいしく食べられる物を提供することだと思っています。

思考錯誤の日々

手前が高橋農園の果樹園で、奥の雪が積もっているところは他の農園。
よりよい農産物を作るために日々試行錯誤しており、EMを使う上でも色々試しています。

EM活性液を作る際に、EMX GOLDを水の量に対して1%入れるようにしてからは、お客様からの反響がさらによくなりました。その反響は口コミで拡がり今では1シーズンに1000件以上のさくらんぼの注文を頂くようになっています。
 
EMを使い始めてすぐにこのような結果が出たわけではありません。その土地の土壌環境にもよると思いますが、私の農園では使い続けて段々良くなっていき、10年ぐらいで今までにない良い結果がでるようになってきました。
 
雪が降ったある日、EMにより土が変わってきたと感じる出来事がありました。周りの農園の樹木の下には雪があるのに私の農園の樹木の下には、雪が積もっていなかったのです。EMをたっぷり使っているので土の中の微生物たちが活発に活動しているのだと思います。

雪がないので、周りと比べて一週間ぐらい太陽の光が土に当たる時間が長くなり、この活性化した土が樹木の健康を支えてくれるので、樹木の生命力が確かに強いと実感しています。30年前に出会ったさくらんぼと同じ姿が、今私のさくらんぼ畑一杯に広がっています。
500 円玉サイズの大きい高橋農園のさくらんぼ。「肩を張った」形がおいしいさくらんぼの形。
[さくらんぼ農家が教えるおいしいさくらんぼの見分け方]

①実の色が濃い方が、糖度が高くておいしい
さくらんぼは追熟しないので白、黄色みが残っているものは避けた方が良いです。

②実は大きくて固く締まっているものがおいしい
さくらんぼは大きいほど甘くて果汁が多くなります。

③軸は緑が鮮やかだと新鮮で、太いとよりおいしい
軸が緑(鮮度が良い)だと弾力のある良い食感を味わえます。(軸は時間が経つと茶色になる)軸は養分が運ばれる通り道なので太いとその分おいしくなります。
 
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