- #作り方マニュアル
EM廃油石けん
EM廃油石けんを作る方法
注意事項
●カセイソーダは薬局などで手に入れることができます。購入の際にハンコ等が必要になる場合があります。●カセイソーダは劇薬なので、作業中手についたり目にはいらないように注意しましょう。
●作業は換気の良い場所で行い、マスクや手袋をして、肌を露出しないような服装で。道具もカセイソーダと反応しやすいアルミや銅は避け、ステンレスやホウロウ製のものを使用してください。
●作業中に溶液や石けんが手に付いたら、水道水でしっかりと洗い流してください。
●比較的あたたかい時期につくるのが理想です。
●作りたての石けんはアルカリ性が強いので、1ヶ月以上熟成させてから使用します。(工程?)
よくある質問
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- 廃油ではなく、きれいな油でEM石けんは作れますか。
- 作ることはできます。ただ、未使用の新しい油は、廃油よりも固まりにくく、油の種類(植物性、動物性など)によって撹拌の時間や、苛性ソーダの量は変わりますので、使用する油に応じた適量と適度な撹拌時間で作ってください。
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- EM廃油石けんを洗濯機で使うにはどのようすれば良いですか?
- あらかじめ、おろし器などで粉状にして、ぬるま湯で溶かして液状にしてお使いください。 また、固形のまま部分洗いに活用する事も出来ます。
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- EM廃油石けんは顔や体を洗うのに使っても大丈夫ですか?
- 廃油石けんはそれぞれの品質が保障されたものではないため、体を洗うことにお使い頂くことはお勧めしておりません。 お洗濯やお掃除、洗い物などにお使いください。
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- EM廃油石けんを容器で熟成中に液体が分離してしまいました。原因はなんですか?
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攪拌中のケン化不足(油、気温、攪拌不足等が原因)により分離することがあります。石けんをつくる時の攪拌時間はあくまでも目安ですので、石鹸の状況を見ながら容器に移すようにしてください。目安はマヨネーズぐらいのかたさです。 また、作成中に使用する容器や器具に銅やアルミ製のものを使用すると、それらの金属と激しく反応し、石けんが完全に分離します。かならず、ステンレスやガラス、プラスチックのものを利用してください。
分離してしまった石けんは、苛性ソーダが化学反応で変化しきれず、そのまま残っている場合があります。苛性ソーダは劇薬で、肌に触れると危険なので、肌に触れない場所(トイレ掃除や外の排水口)の掃除などに利用するか、そのまま置いておいて自然に溶けていくように使えば、使用することができます。
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- EM廃油石けんの表面が白くなったけど大丈夫ですか。
- 大丈夫です。白く浮き出た粉は、石けん内部の水分が蒸発して表面に出てきた際、周囲の石けん成分を溶かして蒸発するため、残った石けん成分が白い粉として残ったものです。そのままお使いください。
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- EM廃油石けんはいつから使えますか?
- 容器に移し、1ヶ月以上熟成させてから使用してください。長く置いた方が熟成が進みアルカリ分が抜け、良質な石けんとなります。
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- EM廃油石けんがいつまで混ぜてもトロトロになりません。原因はなんですか?
- 新しい油や油の種類よっては数十分では鹸化が進まず、場合によっては3時間以上混ぜ続ける必要があることもあります。攪拌中に熱が冷めた場合には加温したり、根気強く混ぜ続けてください。混ぜれば混ぜるほど均一に反応が促進し、品質の良い石けんになります。 繰り返し使った酸化した油を使うと比較的早くトロトロになります。
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- EM廃油石けん作りにはどんな油が適していますか?
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てんぷらカス等のゴミは濾してから使用してください。特殊な油でなければどのような油でも廃油石けんを作ることはできます。
一般的に酸化しており色が濃い油は石けんにした時に早く固まり、色の薄く酸化していない油は時間がかかります。
資源循環の観点で考えるのであれば、繰り返し使った酸化した油を使用することをお勧めします。
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- 廃油石けんを作るときに強いアルカリ性や高温になるけどEMは死にませんか?
- EMを添加するのは微生物を入れるというより微生物の生み出した発酵生成物を添加する目的が大きいので、EM自身が死んでしまってもEMの効果は残ります。
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- 石けん作りにEMセラミックスパウダーをいれるのはなぜですか?
- EMの効果と同様にセラミックスパウダーも鹸化反応を促進させ、石けん成分の生成を多くし、鹸化反応をさらに促進します。鹸化反応後の熟成が促進されます。また、EMセラミックスパウダーを入れた方が酸化した油の臭いが少なくなります。
今回使った商品