- #EMコラム
微生物の海で生きている!の巻
目に見えなくても微生物はたくさん!
微生物は目に見えないほど小さくて、普段の生活ではその存在を意識することはほとんどありません。 しかし、実際には微生物の海の中にいるようなものです。 空気も目には見えないので、そこにあるとは感じません。では、海に入ったとしたらどうでしょう? 水は見えるし、触ることもできるので、まわりが水で満ちていることを実感できます。
たとえば、水の中で息ができて、食事もできるとしましょう。そうすると、息を吸ったり吐いたり、話をしたり、食事をするたびに、水を飲みこむことになります。
では、この水が無数の微生物たちだと想像してみましょう。私たちは、水の中にいたのと同じような感覚で微生物に囲まれています。微生物は悪いものだという変な誤解がありますが、そうでないことは、この微生物の海を見れば明らかです。ふだん空気を吸っただけで病気になったりしませんよね。 微生物と私たちは助けあって生きているのです。
私たちの体の中も微生物だらけ!
微生物は体の外側にいると思っていますが、実は体の中にもたくさんいるのです。私たちの体は60兆個の細胞でできていると言われていますが、私たちの体にいる微生物は1000兆個とも言われています(※)。自分と微生物の区別もできないほど、微生物だらけの世界にいるのです。
除菌をすると健康から遠ざかる・・・
私たちの体にいる微生物は「常在菌」と呼ばれ、私たちの体を守ってくれています。病原菌や悪玉菌の活動を抑え、健康的に過ごすには、殺菌するよりも善玉菌を味方につけた方が効果的なのです。
菌が住み着いている場所は、おなかの中だけではありません。口や鼻の中にもいます。 例えば、善玉菌がしっかり働いていると、虫歯や歯周病を起こす原因菌が寄りつかなくなり、体に悪いものが入って来にくくなります。皮膚の上にもいろんな菌がいますが、善玉菌が優勢な状態が保たれていると、カビの一種である水虫や、悪い細菌から守るバリアになってくれるんです。
常在菌で微生物バリア!
私たちの体にいる微生物は「常在菌」と呼ばれ、私たちの体を守ってくれています。病原菌や悪玉菌の活動を抑え、健康的に過ごすには、殺菌するよりも善玉菌を味方につけた方が効果的なのです。
菌が住み着いている場所は、おなかの中だけではありません。口や鼻の中にもいます。 例えば、善玉菌がしっかり働いていると、虫歯や歯周病を起こす原因菌が寄りつかなくなり、体に悪いものが入って来にくくなります。皮膚の上にもいろんな菌がいますが、善玉菌が優勢な状態が保たれていると、カビの一種である水虫や、悪い細菌から守るバリアになってくれるんです。