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EMとは

EM(通称:EM菌*)はEffective(有用な)Microorganisms(微生物たち)の英文の頭文字に由来しています。その名の通り、特殊なひとつの菌ではなく、乳酸菌や酵母、光合成細菌など、どこにでもいる微生物で、人間にとっていい働きをしてくれる微生物の集まりです。 

「EM菌」という菌は存在せず、EM中の微生物の集合体の総称として広く使われています。

動画で見る「小さな微生物たちの大きな力」

乳酸菌や酵母、光合成細菌など人にも環境にもやさしい微生物たちの働きをわかりやすくご紹介します。 約3分間の動画です。ぜひご覧ください!    

光合成細菌・乳酸菌・酵母

EMの中心メンバーは、ヨーグルトでおなじみの乳酸菌、パンづくりに活躍する酵母、田んぼの中にいる光合成細菌。 肌に触れても、万が一口に入っても全く問題がなく、人も地球も元気にしてくれる微生物たちです。

  • 硫化水素やメタンなどの有害物質を分解し、抗酸化力の高い環境に整えます。乳酸菌や酵母に支えられることで、本来の力を発揮することができ、EMの力を代表するリーダー的な役割をしています。
  • ヨーグルトやチーズをつくる時に活躍する微生物で、強い酸をだすことで病原菌の繁殖を抑えます。EMの中では、悪い微生物から光合成細菌や酵母を守る役割をしています。
  • パンやビールづくりに欠かせない微生物で、有機物を分解し、有機酸やアミノ酸などをつくります。それらは他の微生物のエサになります。酵母はEMの中で、みんなの食事を用意する役割をしています。

微生物環境のバランス 善玉菌と悪玉菌の綱引き

酸素があふれている今の地球は、悪玉菌の方が増えやすい環境になっています。善玉菌は酸素を嫌う傾向が強く、悪玉菌は酸素を好む傾向が強いからです。日和見菌も酸素を好む傾向が強く、何もしない状況下では、日和見菌は悪玉菌の応援をしがちです。

そこでEMの出番!EMが増えると、環境が抗酸化状態になるため、日和見菌は悪玉菌の応援をやめておとなしくなります。

また、EM以外の善玉菌たちは力を発揮しやすい環境になり、善玉菌が優位になります。 善玉菌が増え、悪玉菌が活動しにくい状況になったことで、人にも地球にも有用な環境が生まれます。